47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

大学通信の選び方

通信制の大学は、私立大学では、

現在、43大学、27大学院、11短期大学

あるようです

(引用元:私立大学通信教育協会)。

私の場合、そこに放送大学を加え、

心理学の科目群を持っていることを条件に、

いくつかの大学をピックアップし、

以下の項目で比較検討しました。

・どんな科目が取り揃えられているか?

・どんな先生方がいらっしゃるか?

・スクーリングの時期、場所

・試験の受験方法

・学費

 

どんな科目が取り揃えられているか?

心理学と一口にいっても、

その範囲は広いですよね。

 

認知心理学社会心理学、発達心理学、臨床心理学、パーソナリティ心理学、実験心理学、行動心理学、感情心理学、知覚心理学、生理心理学などなどなど。

 

また、大学によってカリキュラムの組み方もさまざまあります。

カリキュラムの組み方に、それぞれの大学の特徴が出ています。

また、学習の方法も、各大学によって異なります。

通信制というと、

送られてきた教科書を読んで、

レポートを書き、

試験を受ける、

スクーリングや試験のためにたまに大学に行く

というイメージを持っていましたが、

スクーリングもウェブ動画を見るとか、

試験もウェブで受験するとか、

科目登録、単位の確認、大学からの連絡事項の確認も専用サイトが設置されていたりとか、大学によって違います。

「こんな資格がとれますよ」とアピールしている大学も多く、

認定心理士がその第一に掲げられていたりします。

カリキュラムだけでは、一体、なにを勉強するのか、よくわからないので、シラバスを確認したりしました。

ただ、シラバスも公開されていない大学もあるので、その場合は大学に問い合わせるか、他大学のシラバスから類推するしかないですね。


どんな先生がいらっしゃるか


通信の基本は、自学自習が基本だとは思いますが、それでも、スクーリングで教えを受ける場合もあり、大学によってはオフィスアワーなるものがあり、直接、先生に質問できたりするところもあります。

どんな先生がいるのか、開示されてなかったり、よくわかりにくい大学もありますが、指導いただく先生の専門分野が分かっているほうが、気持ち的に安心しませんか?

その先生が書いた本や論文を探して読むこともできますし。


スクーリングも、今は動画を見れば、わざわざ大学に行く必要はないとアピールしている大学もあります。

社会人だと、時間が合わず、なかなか、スクーリングも受けられないと思います。

なんで、動画でスクーリングの単位が取れるのは、確かに、合理的ではあります。

しかし、心理学は、なかなか、本読んだり、動画見ただけでは、なかなか、使えるようにはならないんではないかと思うのです。

であれば、スクーリングも社会人にとって受けやすい仕組みが整ってる方がありがたい。


試験も同じことですが、社会人にとって受験しやすい方がありがたい。

試験の場合は、ウェブでの受験環境を整備している大学もあります。


トータルで学費は、なるべく抑えられたらと思ってました。

学費は、大学により結構仕組みが違います。

教科書やスクーリング代は、別途だったり。

試験を受けるにも別にお金がかかったりします。

通信の場合、スクーリングで一定の単位を取らないと卒業できないため、スクーリングが別途料金なのかは、よくよく確認しておいたほうがよいです。

後で、予想外の出費にあわてないようにしておきたいですね。


社会人が通信制大学に通うにあたっては、

やはり、卒業にこじつけるまでに、学習が続けられるのかが気になるところですが、今は、各大学が生涯学習のアオリもあって、

割と力を入れているように思います。


出願先の候補にいくつかの大学を選んだら、

電話でも、メールでもいいので、

コンタクトを取ってみましょう。


窓口がきちんと対応してくれるかどうか、

入学後、いろいろ手続きが発生するはずなので、この対応が適切かどうかは、結構重要だと思います。


通学制より学費は安いですが、

それでもその金で他にどんなことができるか考えると、決して安くはないです。


自分が学びたいこと、

大学に入ることで期待していること、

また、数年間、仕事と両立しながら続けられると確信できること、

そのあたりを考えながら、出願先を選んでいました。