47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

心理学は何の役に立つのだろうか?

心理学とはなんぞやと語れるレベルではないので、あくまで、初学者の学びに対する期待感として、理解していただければ幸いです。


心理学の研究は幅広く、脳科学に近いところもあれば、対人関係にフォーカスしたところもあり、恋愛、職場など日常に近い分野でのアンケートを取る、カウンセリングを行うことから発汗の計測といった生理的な指標の計測など検査めいたことをするという、全体を俯瞰すると、そんなイメージを持っています。


臨床心理学、認知心理学、発達心理学、産業心理学、組織心理学、パーソナリティー心理学、行動心理学、感情心理学、社会心理学など、⚪︎⚪︎を付ければ何でも心理学になってしまうのでは?と感じるのですが、

それらすべてに精通する研究者は、果たしていらっしゃるのでしょうか?


ざっぱくにいうと、心理学は、なかなか全体が捉えにくい。

何の役に立つのか、心理学の本を読んだだけでは実感が湧きにくい。


確かに、幅広い研究がされているだけに、自分の経験や日常に近い心理学は存在します。

要は、心理学の中でも、自分の興味、関心に合った心理学を選ぶ、学ぶということになります。


学びには、蓄積された研究を体系的に学ぶことの一方で、自分が研究していくための方法を学ぶこともあります。また、研究の成果を活用する方法を学ぶこともあります。


単に、過去の研究成果を知識として学ぶだけではなく、それがどれだけ実際に確からしいのか確認できたり、自分でも知見を出すことができるようになること、

また、学んだことを実際に日常の中で活用できると、成長したなと感じられるのではないでしょうか?


心理学のカリキュラムを見ると、

⚪︎⚪︎心理学の科目以外に、心理学研究法や心理統計、心理アセスメント、心理療法、カウンセリング演習などの科目があります。

勿論、大学にもよるんでしょうが、

心理学を体系的に学びたい動機は、

そこで得られる学びが実際の生活に役に立つとの期待感とつながっています。

それが資格を取るという、より明確な動機の場合、さらにわかりやすいですが。


私の場合、中間管理職のサラリーマンですが、昨今、ダイバーシティ、両立支援、メンタルヘルスなど、特に、中間管理職に求められる役割は増えていると思います。

また、より部下の生産性を上げることが、今後、さらに求められることと感じます。


そこで、心理学が活用できるんじゃないのかなと。


東京未来大学のモチベーション科学部は、


社会で必要とされる、「組織成員として組織の健全な発展に貢献するモチベーション」、「他者を理解し円滑な対人関係を志向するモチベーション」、「広い関心と学びへのモチベーション」を学び、理解することにより、自己を含め、所属する集団や組織、地域・社会とその成員に対して影響力を与え、活性化を促すことができる人材の養成を目的とする。


と目的を掲げていて、自分の学びたいことに非常に近いと感じているところです。