図書館で借りた本
今日は、図書館で本を5冊借りてきました。
市川伸一先生の放送大学の授業を見てから、「学力」を中心に、教育心理学に俄然興味が沸いてきたことから、読みあさっているここ1週間です。
市川先生の「勉強法が変わる本」(岩波ジュニア新書)は、高校生向けの本でありながら、社会人にとってのヒントも満載です。
勉強法を取り扱った本は、非常にたくさんありますが、著者の「経験論」に終始している本が多い感がありますが、市川先生の本は、認知心理学の実証研究、また、先生のフィールド研究に基づいています。そのため、客観性があるという点と、平易な語り口なので読みやすい。
この本では取り扱われていない「学習意欲」については、別に「学ぶ意欲の心理学」(PHP新書)があります。自分のやる気を引き出す、持続させるために、どういう環境づくり、仕事づくりをすればよいかのヒントになります。
「勉強法が変わる本」と「学ぶ意欲の心理学」の両方の内容を含み、さらに実践事例も紹介されているのが「学力と学習支援の心理学」(日本放送協会出版)です。この本は、放送大学の印刷教材ですが、取扱書店で購入できます。「教える立場」でまとめられているという違いはありますが。
今日、図書館で借りてきた市川先生の「学習と教育の心理学」(岩波書店)は、現代心理学入門シリーズの1冊です。先生による教育心理学の入門書。
他の教育心理学者の本も読んでみたかったので、西林克彦教授の「わかるのしくみ」、「間違いだらけの学習論」(共に新曜社)も併せて借りてきました。
苅谷剛彦教授は、市川先生の「学ぶ意欲の心理学」の中でも対談されている教育社会学者です。著書の「学力と階層」を見つけたので、これも借りてきました。
あと1冊、「人生を変える生涯学習の力」(新評論)は、「教育」、「学習」をより実践的に考えるヒントになるのではないかと直感して借りてきました。
最近、どうも、自分の興味・関心が「教える」、「学ぶ」にあるようだと感じ始めているところです。