47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

脳の活性化

今日はノー残業デーなので、定時退社して、メディア授業を視聴。トータル10回のうち、残り3回の2回を見終わりました。

後、1回視聴で、一通り見たことになります。

メディア授業は、各回に確認テストがあります。

単位取得には、動画全回の視聴と確認テストをすべて合格すること。そして、最終テストに合格しないといけません。

内容は、統計ですが演習が多く、動画の合間に、問題を解き、また動画で答え合わせするのが割と中心になります。

難しい数式はこの授業では出てこないので、その分、気楽です。

統計も、簿記と同じで、手を動かしながら、覚えるものですね。

本を一通り読んだだけでは理解は難しく、自分で、手続きを踏んで、自分で計算しながら身につけていくものだと感じます。


演習って、大事だよなぁと、この年になって実感します。


仕事の場面だと、簿記は会計ソフトが自動的に帳簿も、試算表も、決算書の他、原価計算の類もやってくれます。

統計も、データの作成から平均値や標準偏差などの統計量はExcelかやってくれるし、RやSPSSなどのソフトを使えば、各種検定も、分散分析もやってくれるのでしょうね。

ただ、ソフトに従い手順通りデータを入力したところが、アウトプットについて、きちんと説明できるか、あるいは、アウトプットから何らかの気づきが得られるのかは、やはり、簿記でも統計でも、ベースとなる知識があるのかないのかによって、随分違うと思います。

会計ソフトが、統計ソフトがやってくれるのは、煩雑になりがちな作業を効率良くやってくれるというだけのことです。

ソフトを使っての結果をどう活用できるか、それが本来の仕事だと思います。

そこに、会計なり、統計なりのベースの知識が必要とされてくる。そして、その知識習得に演習は不可欠、ということです。


年食ってくると、頭の回転がにぶくなったり、記憶力が落ちたり、視力も落ちると公然と耳にしたり、自分でも年齢のせいにしていることもありますが、最近、感じるのは、それって、ただ、自分で手を動かすことが少ないだけだからではないのかということです。


ひところ、脳を鍛える類のゲームが流行っていたことがありますが、やはり、一定の効果はあるのでしょう。漢字の書き取りや計算問題などもやってると、眠っていた記憶が活性化してくることは、簡単に実感できます。

小学生高学年のドリルをやってると、最初は、これってなんだっけ?という文章題も、何問か解いているうちに、苦もなく、解けるようになります。

しかし、そういう試みをしないと、記憶は眠ったままです。


後、脳が活性化してくると、他の記憶も活性化してくるというのも確かなんではなかろうか。


なかなか、小学生のドリルだと抵抗があるという方には、次の本はおすすめです。

速読トレーニング―すぐに役立つ実践10ステップ (ブルーバックス)

速読トレーニング―すぐに役立つ実践10ステップ (ブルーバックス)


計算力を強くする―状況判断力と決断力を磨くために (ブルーバックス)

計算力を強くする―状況判断力と決断力を磨くために (ブルーバックス)


40歳を越えると、本当に、脳の活性化は課題です。
物事の見通しがつくぶん、往々にして、いつも似たような判断や行動しかしていない、とすると、脳の使い方も一定のパターンに収まってしまっているかもしれません。

行動のバターンを変えてみることが、脳の活性化につながる、というのも確かでしょう。
すぐできる、簡単にできることから始めて、自分で効果が実感できるようになると、しめたものです。