47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

大学院の説明会に行ってきました

前々から、志望していた大学院の入試説明会に参加してきました。

やはり国立で、かつ、名前のある大学院ということもあり、ざっと見渡したところ、100人は優に超え、ほぼ満席状態。


先生方からはこれまでの研究実績であったり、授業内容、在籍生から時間割や受験の準備などが説明されました。


聞いていて、やはり、問題意識の強さ、この大学院で学びたい思いが大事なんだろうなと感じました。


去年は、110名ほど受験して、24名合格なので、倍率は5倍近い。

さらに、合格者のほとんどが1回の受験で合格している。

ほとんど心理学やカウンセリングの学習経験がなく、大学院受験にあたって勉強したらしいのですが、試験には当然、心理学やカウンセリングの知識は出題されます。

さらに、出願時には志望理由書、研究計画書も提出が求められます。


在籍生の話では、説明会を聞いて受験の準備を始めたという人もいるようです。3か月ほどの受験準備で合格するのは、学習の要領の良さ、論理的思考が備わっていることだけではなく、何かをどうにかしたい、良くしたいという強い問題意識があり、それを研究を通して論文にまとめたいという強い思いがあるからではないかと感じました。


その問題意識もこれまで自分が働き、生きてきた中から育まれてきたものなんだろうなと。


ある先生が、「この大学院では、みなさんがそれぞれ持っているテーマについて研究をしていくお手伝いをわれわれがする」と言われてました。

指導教授の専門分野に合わせて研究をするのではなく、学生それぞれが持つテーマにそれぞれが研究をすすめていくというやり方は、より主体的、積極的にテーマに取り組む姿勢が学生には求められるのと、そのような姿勢を2年間続けていける思いの強さが必要なんでしょう。


とすると、入試で問われているのは、研究を続けていけるかどうか、それに十分な思いの強さがありますか?ということなのかな。