47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

消費者の心理

消費者行動論--マーケティングとブランド構築への応用 (有斐閣アルマ)

消費者行動論--マーケティングとブランド構築への応用 (有斐閣アルマ)


消費者行動の心理という科目の教科書。
この科目はモチベーション行動科学部では必須科目。学習の手引きに加え、サブテキストが配付されますが、このサブテキストは教科書のワークブックになっています。そのサブテキストに基づき、レポートを月2回提出します。勿論、テストもあります。

経営系に位置づけられていますが、タイトルに心理とあるように、心理学の応用と考えたほうがいいと思います。認知心理学社会心理学を勉強してから学ぶと、理解しやすい。心理学がどんなふうにマーケティングに使えるかがよくわかります。

それと、消費者心理を学ぶということは、自分の普段の生活を見直すことにつながる。
なぜ、いつも同じ缶コーヒーを買ってしまうのだろうか?とか、なぜ、車にはこだわりを持つのか? など、自分の買い物行動のクセがわかる。これって、結構大事なことだと思います。買い物行動って、実は、自分のライフスタイルを表現してるんですね。

ただ、教科書を漫然と読んでいるだけでは、なかなか自分の生活との関わりと結びつかない。という意味で、この科目のサブテキストの役割は大きい。実際にサブテキストで教科書の要点を把握し、サブテキストの問題を解くことで、自分の生活と心理学の接点を見つけ、気づきが生まれる。

ということで、消費者行動の心理は、非常にやりがいのある科目です。