「大人の科学」について
早稲田の向後先生が「大人の科学」を企画されているようです。
http://kogo.hatenablog.com/entry/2016/12/11/231303
「大学を終えて、十分大人になってから、学問や研究の基礎をもう一度やってみると、すごく楽しいのではないか、と。」
おっしゃるとおりで、わたしは大学に入ってから、このことを実感しています。
経験を学びに活かすことができるので、より理論を自分ごととしてとらえることができる、というのが大人が学ぶうえで有利だと思う。体系的に物事を考えたり、研究の手順を踏みながら理解を深めていくことがとても新鮮に感じる。学び直しのために職場以外の居場所を持つことがメンタルヘルスに良い。特に心理学は多方面に拡がりのある科学なので、大人が学び直しをするために、学習者の経験、興味や関心に沿って学びを展開できる。
楽しさの理由をいくつか考えてみました。
大人の学びというと、直感的に資格の勉強を思い浮かべやすい。実利的な面が強いと思います。就職・転職に有利、キャリアアップということになりやすい。
ただし、一見、実利的ではないように思える大学での学び直しも、実は、ふだんの生活に非常に役立つということがあります。また、基礎的な研究は、いろいろと応用できる、ということだと思います。基礎を学んでいると資格の勉強も進めやすい。
いま、キャリアコンサルタントの勉強にもモチベーション行動科学部で学んだことはとても有利に働いている。カウンセリングやコミュニケーションスキル、社会心理学、発達心理学などは勿論、組織論や労働法、教育学分野での学びもキャリアコンサルタントの学習に活かせています。