47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

今になって思う、卒論のこと

大学を卒業してからほぼ半年経ちますが、

一点、やり残した感を感じることがあります。

それが、卒論。


東京未来大学の通信課程は、卒論必須ではありません。

在籍時も、モチベーション行動科学部では卒論をやっているというひとには会ったことがありませんでした。

こども心理のひとからは、何人か、ゼミや卒論の話は聞きましたが。


3年次編入の場合、卒論を書くとすると、1年卒業を伸ばす必要がありました。

入学2年目にゼミに所属し、3年目に卒論を書くということになります。

そのためには入学1年目の途中で、希望を出す必要がありました。それも出さず、そのまま、卒業してしまったわけですが、そのときは、まあ、迷ってしまったんですね。卒論書くということの大変さに。文献を調べ、実験やら、調査やら行い、分析して、研究論文としてまとめるのは、しんどいと思ってしまったのです。


それが今になって、心のこりだと思うのは、研究手法をひと通り教わり、学ぶことは、それこそ、そんな機会は、他ではないということにあらためて気づいたからです。

卒論を書くということは、研究をやる、ということで、データの取り方や調査手法、統計解析など、スキルとして学ぶことが多いのと、それに加え、自身の関心を元に研究テーマを決めていくことで、自分にとっては実りが多いと期待できます。

また、大学の先生から直接、2年間にわたって研究指導が受けられたんですから。


教科書を読み知識を得ることも学びのひとつだとは思うのですが、おとなの学びとしては、得るだけではなく、知識を使う、知識をつくることも学びなんではないかなあと感じます。

特に、心理学は使ってナンボの学問だと思います。


おとなの学びって、なに?


と考えると、


蓄えた知識を使い、実際に使える知識を作り出すというのが、それなんじゃないかなあ?

そのためには、ひと通り、研究手法を経験しておくことで、より学びも深められると思われてきます。


修士へ行くという手もありますが。