心理学は日常で使うからこそ意味がある
幸福を目指す対人社会心理学―対人コミュニケーションと対人関係の科学
- 作者: 大坊郁夫
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
大学を卒業して2年経ちました。
卒業して、キャリアコンサルタント資格を取得して、1年ちょっと経ちます。
去年は取ったばかりで、資格更新講習を受けにいったり、勉強会に参加したりしてましたが、今年に入ってまったくなにもやっていない。これはさすがに良くないと感じていますが、時間がないことを言い訳にしてきましたが、やはり本気でそろそろ参加しようと思います。
副業が話題になっていたりしますが、仕事を持つかどうかは別に、職場と家庭だけの人間関係だけでは、どうしても世界が狭くなるし、自分を追い詰めてしまうことも起こり得ます。特に職場のパワハラめいていたり、高いテンションが続いているようだと、さすがにメンタルはきつくなります。
第3、第4の居場所を持つのは、それだけで、メンタル面のサポート資源になります。
私が大学に籍を置いていたときは、学生証を持っていることが救いでした。
今でもほんとうに、未来大に行って良かったと感じています。未来大で勉強したことがキャリアコンサルタントになるベースになったし、心理学を一通り学んだおかげで、ストレス耐性も以前よりは強くなりました。さらに、心理学は日常を通して学ぶものだと教えられたこと、そのおかげで今も心理学への関心は続いています。
日常を通して学ぶというのは、現代心理学の研究成果を自分や周囲の人たち、職場や環境に置いてみる、試してみる、本当かどうか確かめてみるといったことだと理解しています。観察し、研究成果を活用しながら、どういうことかと考える。あるいは研究成果を元に実験してみる。
私が籍を置いたモチベーション行動科学部は、日常生活に心理学を活かすことを学ぶ学部でした。トップに紹介した本は、ポジティブ心理学の教科書でした。
アドラーは人間の悩みは対人関係から生まれると言いましたが、他者との関わりに幸福があるとも言っています。大坊先生の本はまさに対人関係についての本です。ひさびさに読み返してみたいと思っています。