出願時の志望理由書の書き方
大学通信の出願時には、書類の準備が必要です。
- 入学志願票
- 誓約書
- 入学・登録資格を証明する書類(卒業証明書、成績証明書など)
- 志望理由書
主なところだけ書きましたが、他にも健康診断書、卒業証明書に記載されている氏名が結婚等で変わっている場合には戸籍抄本も必要です。
大概の大学は、学力試験はなく、「書類選考」です。
私の知っている限りでは、早稲田大学人間科学部は、書類選考に続き、面接試験があるようですが、他の大学はほぼ書類選考で合否が決まります。
書類選考とはいえ、慶応通信、武蔵野通信では、毎年「不合格者」も出ているようです。
では、どこで合否が別れるのかと考えると、おそらく、志望理由書ではないかと思われます。
他の書類は、事実をそのまま記載するだけですが、志望理由書は、何故、自分がその大学で学びたいのかを、一定の字数で審査担当者に伝える文書です。
大学が一定の基準を持って、志願者の合否を判定するのだと考えると、志望理由書は、その判断材料として比重が大きいはずです。
では、この志望理由書をどのように書けばよいのかについては、あまり触れられている本やサイトは見かけません。
志望理由書のレベルは、一般常識レベルということでしょうか?
実際に、大学通信に出願しても、選考で不合格になる人は圧倒的に少ないので、
あまり、どう書けばよいのかとの対策を求める人も少ないからでしょうか?
武蔵野大学の説明会に参加したときに、担当の方が「志望理由書は、論理的にわかるように書いてください」と説明されていました。
裏を返せば、非論理的で、何を言いたいのかよくわからない志望理由書が多いということなのか?
では、志望理由書はどのように書けばよいのでしょうか?
私が考えたのは、次のとおりです。
内容は志望理由なので、
- なぜ、他の大学ではなく、出願する大学への入学を希望するのか?
- 大学で、どんなことを学びたいのか?
- 学んだことをどのように活かしていきたいのか
上記3つを、
- 300字
- 300字
- 200字
というように割り振って、
- 自分の学びの動機と出願大学の特徴(アドミッションポリシー、カリキュラムなど)が一致している、特に、自分がなぜそのような動機を持つに至ったのか、その動機が出願大学とどう近いのかを書く
- 2年間(学士入学のため)で、自分の動機に関連すると思われる科目を、基礎から応用へという流れで記載する
- 大学2年間を通じ、自分が期待している成果について書く
具体的には、私の場合、企業人事系の領域に、特に、組織行動論に興味を持っていました。組織行動論の基礎となる学問として、心理学を体系的に学びたいと思っており、またそれを実践的に活用していくための学びの機会があるとなお良いと思っていました。アセスメントや心理療法、カウンセリングなどの演習系科目が整っていること、また、社会人なので、学んだことが、具体的にどのように自分の仕事につながるのかの具体的イメージを書きました。
志望理由書をどう書いたらよいかと悩まれている方が、もしいらっしゃったら、ご参考にしていただければ幸いです。