47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

東京未来大学の良さと強さ、そして居心地良さ

先週、大学に通っている間、キャンパスで、リクルートスーツに身を包んだ学生を見かけた。通学生だろうが、この猛暑の中、企業回りなのだろうか?東京未来大学では、キャリア教育も熱心に行われているようなので、夏季休暇を利用した研修なのかもしれない。自分が昔、学生だった頃は、そんなに大学は、世話焼いてくれなかったぞ。

スクーリング期間中なので、キャンパスを行き交っているのは、ほとんど、通信生なんだろうと思う。
しかし、年齢層が広い。
だか、見てると、こども心理学部の学生は、若い人が多い。
これから、小学校、幼稚園の先生を志して来ているのだから、そりゃそうか。

東京未来大学は、元々が中学校の跡地に建てた大学なので、そんなにキャンパスは広くありません。
出来て、9年目なので、校舎は、とても綺麗です。
周りは、住宅街で、最寄りの堀切駅前には、ラーメン屋さんしかありません。

大学といえば、定食屋、雀荘、ゲームセンターが周囲を取り囲み、校舎内は落書きやビラだらけというイメージだっただけに、東京未来大学のキャンパスは、それとは対照的です。そして、妙に居心地がいい。
妙だというのは、ふだんのサラリーマン生活からここでは大学生だという、非日常的な感覚からそう感じるのです。
しかも、周りも、20代から同年齢までと年代もばらばらです。
でありながら、みんな同じ大学に籍を置いているという共通項がある。
通信は、試験で振り落とされるということがないだけに、年代も、性別も、職業も、非常に多様な人たちが集まってくるのでしょう。
私の所属は、モチベーション行動科学部ですが、話を聞いていると、やはり、入学動機は様々です。しかし、そうでありながら、モチベーションに関心がある人が集まっているという印象は共通して持ちました。
課題の所在は、仕事であったり、家庭であったり、あるいは、自分自身であったり、あるいは課題というほどのものはなくても、より自分を向上させたいとそれぞれ動機はあるのですが、共通して、皆さん、モチベーションを高めたいと考え、この大学、この学部に来ているということが、今回スクーリングに来て感じました。
妙に居心地が良い、というのは、それも理由に挙げられます。
こういった環境は、どこにでもあるものではないと思います。
また、モチベーション行動科学部は、モチベーションを科学的に捉えると同時に、実践で活かすことを意図してカリキュラムが組まれています。
心理学の比重は大きいし、カウンセリングに関する科目も多いのですが、別に、心理学にこだわる必要もないのです。
社会学やマーケティング、教育の科目もあるので、個々の課題や興味、関心に合わせて、より実践的、現場的に、学びを深めていくことができます。
そして、講師はみなさん一流の方々ばかりです。そして、研究者てあると同時に、それを実地に応用する実践家でもあります。

ある意味、偏差値という物差しでは測れない大学なんだと思います。
出来て、9年目の大学で、まして、モチベーション行動科学部は、通学生はこれから初めて卒業生を出すので、既存の偏差値では測りきれないのです。
まあ、通信は偏差値は関係ないですが、これだけ一流の教授陣に学ぶことができて、直接、コンタクトも取れ、かつ、自分の関心を軸に自由度のかなり高い学びを実現できる、かつ、多くの刺激を与えられるというのは、そうそうないです。
社会人にとって、会社とは別に、東京未来大学のような居場所を持つというのは、心の健康にも効果大ですよ。

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