最後の家族(村上龍)を読む
10何年ぶりに、小説を読もうと思い立ち、手に取ったのが、村上龍の最後の家族。
2001年に出版された作品で、社会的ひきこもり、ドメスティックバイオレンスを扱っています。
タイトルにあるように、家族が主題ですが、父、母、兄、妹それぞれの心理描写から同じシーンが多重に語られていきます。
他者の言葉がその語りを聞く者にもたらすインパクトを繊細に描かれているのが印象的です。
この小説を書くにあたり、カウンセラー、精神科医などに取材されたようです。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
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