47歳からの心理学学習帖

週末研究者の研究ノート。キャリアカウンセリングを中心に、心理学、社会学などのトピックを取り上げていきます。過去記事には東京未来大学在籍時の学習ノートをそのまま残しています。

春学期のまとめ 3 異文化コミュニケーション

海外の事例も参照しつつ、学力についての考察を題材として、異文化コミュニケーションとは何かを考えさせられました。

必須科目ではないですが、教育系の選択必須として登録したのですが、直接、異文化コミュニケーションについて論じた教科書ではなかったので、正直、最初は戸惑いました。

この科目では、生涯学力がキーの概念になりますが、その概念が必要とされる背景には、PISAというOECDが実施している国際的な学力テストを押さえておく必要があります。

日本でも、学力低下が課題に挙げられて久しいですが、そもそもそれが取り沙汰されるのは、PISAのようなテストにより、小中学生の学力が国際比較されることが要因になっています。

PISAに対しての取り組みは、日本だけでなく、ロシアでも、中国でも、カナダでも、行われていますが、各国にその国特有の民族的、文化的、言語的背景もあり、その取り組みは様々です。そのような各国の事例のほか、当然、日本国内での生涯学力に関する事例も理解しつつ、異文化コミュニケーションとは?と考え、まとめていくことになるのですが、結構、悩みました。

おそらく、その答えは一義的ではないと思います。私は、生涯学力と言われるなかに、異文化への理解と実践が含まれているというような結論でレポートを提出しました。