モチベーション研究所のフォーラム
10月29日に、モチベーション研究所のフォーラムが開催されるようです。
詳しくは以下のアドレスで。
http://www.imsar.jp/forum.html
今回は
東大の市川先生が学習動機について講演されるようです。
これは、聞きに行かねば。
春学期のまとめ 総括
春学期には、心理系3科目、経営・社会4科目、教育系2科目登録し、無事単位が取れました。
これで、卒業に必要な単位は、昨年度取得済み単位、認定単位と合わせて充したことになります。
昨年の春学期は心理学の基礎分野を中心に、秋学期はコミュニケーションとカウンセリングを中心に、単位を取得してきました。
そのため、心理系の科目に偏った単位取得でしたので、この春学期は卒業条件を充たすことを優先に科目選択をしました。
ただ、とはいえ、自分の興味、関心がある科目ではありました。
どの科目も関心があるものですが、その中でも、やはり、モチベーション論は特に強いやりがいを持って取り組んだと思います。
おそらく、モチベーションについて、ここまで考えたことはなかったと思いますし、さらに、モチベーションを考えることを通して、昨年学んだことも役に立ちました。
知識を仕入れることも確かに意義はあるのですが、それよりも大学の学びを通して、これまでの経験を整理することに大きな意義があると感じます。
金井先生のいうとおり、経験だけでは自身の殻が見えないし、経験を理論と突き合わせることに意義があるのだと思います。
それには、モチベーション行動科学部は、私にとっては最適な場所です。
職場以外に居場所を作ることは、こころの健康に効くと実感しますが、それに加え、心理学を学ぶことじたいにセラピーと同じ、こころの落ち着きを取り戻す効能があると感じます。そのうえで、自身の経験の整理から転機を前向きにとらえる意図も生まれてくるのかなあと思います。
さて、秋学期の科目登録も来週から始まります。秋学期は、年明けから始まるキャリアコンサルタントの実習、年度末の業務状況との兼ね合いも考えつつ、科目を選択していこうと考えています。キャリアコンサルタントに活かせる科目を中心に考えています。
春学期のまとめ 9 心理学実験
必須ではありませんが、認定心理士の資格には、この科目と心理アセスメントはとらないといけない。
5つの実験を、5人の講師が進めていく、スクーリングの科目です。
認定心理士にこだわることよりも、やはり、実験をやらないと心理学を学んだとは言えないだろうと考え、選択しました。
スクーリングはとても楽しかったですし、内容もためになったと思います。
ハードルはレポートでしょうね、
実験それだけをやるだけだと、ああ、そうかと、いうだけだと思いますが、それを考察を加えまとめる作業が実はこの科目の肝。
心理学のレポートには、それなりのお作法があるので、それを学べるところがミソ。
エクセル、ワードをふだん使っていないという方は、受講前に触れておくと気が楽ですよ。
春学期のまとめ 5 ジェンダー論
この科目、男性にはとっつきにくいかもと、昨年、女性の同級生に情報をえていたのですが、あえて選択。
性別という観点から社会現象を捉えていくため、伝統的な家父長制や性別役割意識が強いひとには心情として理解しづらいところはあるだろうなと感じました。
取り上げられる題材は、学校から職場、家庭、マスコミなど幅広く、ひとつひとつの題材に内在するジェンダーから生じる問題に触れていくことになります。
例えば、セクハラ、パワハラ、DVだけでなく、ドラマや漫画の表現、あるいは子育て、とか。
ジェンダー論は、確かに、これまで当然とされてきた伝統的な慣習を根拠レスにしてきたと思います。また、単なる女性擁護でもないと感じます。逆に、現在では女性にとって厳しい論調もあるんだろうなと思います。
いろんな側面を持っているのがジェンダー論の特徴なんだろうか。
まあ、男性をこきおろすものではないなとおもいます。
春学期のまとめ 4 社会教育とシチズンシップ
教育系の選択必須として登録。
教科書をよく読み、咀嚼して、テストを受ける必要があります。
社会教育は、とても広い領域。
正直、とっつきにくさはあります。
ただし、それが、日常との結びつきで考えられると理解しやすいと感じました。
ボランティア経験があると、イメージしやすいのかなあ。
春学期のまとめ 3 異文化コミュニケーション
海外の事例も参照しつつ、学力についての考察を題材として、異文化コミュニケーションとは何かを考えさせられました。
必須科目ではないですが、教育系の選択必須として登録したのですが、直接、異文化コミュニケーションについて論じた教科書ではなかったので、正直、最初は戸惑いました。
この科目では、生涯学力がキーの概念になりますが、その概念が必要とされる背景には、PISAというOECDが実施している国際的な学力テストを押さえておく必要があります。
日本でも、学力低下が課題に挙げられて久しいですが、そもそもそれが取り沙汰されるのは、PISAのようなテストにより、小中学生の学力が国際比較されることが要因になっています。
PISAに対しての取り組みは、日本だけでなく、ロシアでも、中国でも、カナダでも、行われていますが、各国にその国特有の民族的、文化的、言語的背景もあり、その取り組みは様々です。そのような各国の事例のほか、当然、日本国内での生涯学力に関する事例も理解しつつ、異文化コミュニケーションとは?と考え、まとめていくことになるのですが、結構、悩みました。
おそらく、その答えは一義的ではないと思います。私は、生涯学力と言われるなかに、異文化への理解と実践が含まれているというような結論でレポートを提出しました。
春学期のまとめ 2 リーダーシップ論
必須科目です。
担当は、昨年、組織心理学、キャリアカウンセリングと同じ石橋先生。
モチベーション論と同じく、理論と自分の経験の双方から学ぶ科目だと感じました。
リーダーシップとは何かという質問の素朴な答えは、おそらく教科書で紹介されているどれかに近いと思います。
それを確かめるというよりは、様々な理論と比較してより自分の答えをブラッシュアップしていくことが大事なんだろうなと思います。
モチベーション論と同じく、神戸大の金井先生はリーダーシップについても持論アプローチを提唱しています。参考になります。
春学期のまとめ 1 モチベーション論2
春学期の成績通知書は、今月末に公開されます。各科目の単位取得試験終了後に成績は確定されているので、通知書で内容が変わることはほぼないと思われます。
節目のまとめをしておこうと思います。
先ずは、モチベーション論2。
昨年受講したモチベーション論1と同じく、講師は角山先生。必須科目です。1は、どちらかというと、モチベーション理論を知るということが主題だとすると、2は、自分のモチベーション持論をつくることが主題。
なので、教科書で紹介されている理論をまとめるだけでなく、自分の経験と理論をつき合わせて、理論が自分にとって持つ意味合いや自分の経験から理論を導きだしていくという作業が必要です。
試験はレポートですが、角山先生がコメントつけていただけます。
非常にやりがいのある科目です。
今さらですが大学院のこと
過去にアップした記事を眺めていて、はっと気づいたことを今さらながら残しておこうと思います。上期の総括の1つとして。
5月に大学院の説明会に行ってるのですが、受験は見送りました。
予定だと7月に書類提出、8月試験でしたが、経済的な課題とキャリアコンサルタント受験を優先したことがその理由です。
国立なので、私立のMBAよりは半分以下の学費ではありますが、それでも、2年間の負担はそこそこ大きい。
ほんとうに自分にとってこの大学院がベストなのか、説明会を受けた後、自信が持てなくなった、というのが、正直なところです。
『大学院で修士論文を書くことが、自分にとって、何になるのか』という問いに答えられない。
修士論文を書くことよりも、むしろ、実務的な資格を取ることを優先しました。
そちらの方が、今の自分には転機に近づくように感じられるから。
わかりやすいほうを選んだということになるのかもしれません。