キャリアコンサルタントの説明会に行ってきました
国家資格になったキャリアコンサルタントの情報収集のため、養成機関の説明会に参加してきました。
参加者は10人程度。
教務の方の説明を1時間半ほど聞き、その後、その説明者の方と話しました。
国策としてのキャリアコンサルタント10万人計画やセルフキャリアドック、企業内へのキャリアコンサルティングの普及など、なかなか、良い話を聞きました。
資格を取った後の話も、まあまあ、現実味のある話だったので、もし、キャリアコンサルタントの資格を取るなら、ここかなと感じられました。
資格って、取った後の道筋が大事だと考えていて、特に、キャリアコンサルタントは、その核にあるのはカウンセリングなので、スーパーバイズされながら実践を積んでいかないと、どんどんスキルも錆びついていくはずなのです。その点のフォローは、JCDAという協会がやっていくそうです。JCDAは、試験実施機関でもあり、厚労省の委託事業にも絡んでいる機関。
キャリアコンサルタントの取得には、養成機関での受講、試験受験、登録という3つのステップを踏む。
試験は、筆記と実地に分かれていて、実地は論述とロープレ口頭試問が行われる。
養成機関での受講内容は、理論と実践に分かれ、キャリア理論や面談技術を学ぶ。
実地の問題は、技能検定と形式は同じ。論述は逐語録から主訴、見立てを行い、ロープレはクライアントとの関係づくりから主訴の把握、見立て、方策ができるかが問われる。
あと、面白いなと思ったのは、ライフキャリアへの意識は女性のほうが高いらしいです。
出産、育児、介護などライフイベントとの関わりが男より深い、キャリアについても女性のほうが苦労するケースが多いというのがその理由。
男はワークキャリアを考えることは多い。
ただし、ワークキャリアは、終身雇用、年功序列を前提とした考え方で、定年までどういうキャリアパスを社内で辿っていくかを考えるもの。なので、むしろ、現在的な考え方ではない。それに対し、ライフキャリアは一生通じて考えるもの。ライフイベントとの関連や転職、離職も考慮に入れながらキャリアを考えていくもの。女性はこれまでそのようなキャリアを強いられてきたし、その点、経験値もあるということなんでしょうか。
キャリアは、労働法関連の改正もあったり、市場じたいも人手不足と低賃金の話などマクロの動きも流動的な一方、個人にとってもどう自身の生産性を上げていくかがエンプロイヤビリティにも影響するため、今、非常に興味深い。